会議室を出る際の順番とマナー

News

052-589-6850052-589-6850

受付時間

平日9:00-17:00
土曜9:00-13:30 日祝休

会議室を出る際の順番とマナー

ビジネスシーンでは、会議中の言動だけでなく、終了後の「会議室の出方」にもその人のマナーや気配りが表れます。
特に上司や取引先との会議では、誰から先に退出するか、どのように行動すべきかなど、細かな配慮が求められます。
この記事では、「会議室 出る 順番」に関するビジネスマナーを徹底解説します。退出時の振る舞いを正しく理解し、信頼を得られるスマートなビジネスパーソンを目指しましょう。

会議室退出の基本的な順番

上座の方から順番に退出

会議室を出る際の順番とマナー会議室では、出入り口から最も遠い席が「上座」とされ、通常は役職の高い人やゲストが座る場所です。
日本のビジネスマナーでは、この上座の方から順に退出していただくのが正式な作法とされています。
これは、目上の方への敬意を表す行動であり、企業文化において非常に重要視されるポイントです。

たとえば、社長や部長クラスの方が出席している場合、自分が出入り口に近い席にいても、先に立ち上がるのではなく、「どうぞお先に」と軽く会釈をして道を譲るのがスマートな対応です。
また、ドアの近くに座っている場合は、自らドアを開けてサポートし、上座の方の退出をスムーズに促すと、さらに印象が良くなります。

特に来客を招いた会議では、お客様=最上位の上座とされます。
その場合は社内の役職よりも来客の退出を優先し、企業全体の「礼節」を体現するよう意識しましょう。

自分が司会の場合の退出タイミング

会議の進行役や議事録担当、または主催者である場合は、退出のタイミングにも注意が必要です。
原則として、参加者全員の退出を見届けてから退室するのが理想です。
これは単にマナーの問題だけではなく、以下のような実務的な意味も含まれます:

  • 質問や確認事項が残っていないか確認する

  • 会議室内の忘れ物チェックをする

  • 次回日程の調整など最後のフォローを行う

特に来客がいた場合には、社内メンバーを先に出して、お客様の退出を自ら見届けたうえで退出することが望ましいです。
このとき、相手が立ち上がったのを確認してから「本日はありがとうございました」と丁寧な挨拶を添えることで、ビジネスの信頼感が一段と高まります。

また、会議室を借りている場合には、次に使う方のための原状回復(椅子を戻す、資料を片付けるなど)も司会者の責任範囲に入ります。
退出の順番だけでなく、退出後の整備まで含めて、会議運営の一部だと理解しておくと良いでしょう。

複数のドアがある場合の退出方法

最近の大型オフィスや共有会議室では、2つ以上のドアが設置されているケースも多く見られます。
例えば、出入り口用のドアと非常口のドアがある場合、どちらを使うかは「上座の配置」や「参加者の動線」を考慮して判断する必要があります。

基本ルールとしては、

  • 上座に近い側のドアを退出に使用する

  • 混雑を避けるため、複数の出口を同時に開けない

  • 主催者が退出動線を事前に案内する

といった配慮が求められます。

たとえば、会議前に「本日はこのドアから出ていただけるようお願いします」と一言添えておくことで、参加者も安心して動くことができ、混乱や気まずさを防ぐことができます。
また、退出後の廊下が狭い場合や別会議が近くで行われているようなケースでは、静かに退出する意識も必要です。
ドアの開閉音や話し声が他に迷惑をかけないよう、周囲にも目配りできると、ビジネスパーソンとしての質がさらに向上します。

お客様との会議の場合

お客様が退出するまで同行

会議室を出る際の順番とマナー社外のゲスト、特に取引先や顧客を迎えて行う会議では、「退出の順番」は単なるマナーではなく、企業の品格や社員の礼節を問われる重要な行為です。
基本的には、お客様が退出するまで、自社側の人間が先に出ることは避けるべきです。
ビジネスにおいて「お客様は常に最上位」という考え方に基づき、退出の順番もそれを反映させる必要があります。

たとえば、会議が終了しても自分や他の社員が先に立ち上がったり、出口に向かったりすると、「早く帰ってほしいのでは?」「軽く扱われているのでは?」といった誤解を招く可能性があります。
したがって、まずはお客様が席を立ちやすいように配慮しながら、静かに待機することが大切です。

お客様が荷物をまとめ始めたら、椅子を引いて退出の動作をサポートしたり、さりげなくドアの前に立って開ける準備をしておくと良いでしょう。
また、退出時には「本日はご足労いただきありがとうございました」といったお礼の言葉を丁寧に添えることで、さらに好印象を与えられます。

エレベーターや玄関までお見送り

エレベーター前での注意点

エレベーターまでの道中では、お客様の歩くペースに合わせ、半歩~1歩後ろを歩くことを意識しましょう。
先をどんどん歩いていくのは、ビジネスの場では無礼とされることもあります。
特に初訪問や重要な商談後などは、相手を立てる姿勢が非常に重要です。

エレベーターが到着したら、自分が先に乗り込むのではなく、ドアを軽く押さえた状態で「どうぞ」と案内し、お客様が乗った後も「お気をつけてお帰りください」と一言添えましょう。
基本的には同乗せず、エレベーターが閉まるまで軽くお辞儀をして見送るのがベストです。

例外として、フロア数が高くお客様の案内が必要な場合や、案内役として指名されている場合は同乗しますが、その際も立ち位置はエレベーター内の下座(操作盤付近)を意識するようにしましょう。

玄関でのお見送りの仕方

玄関でのお見送りでは、お客様が建物の外に完全に出るまで、その場で丁寧に対応します。
「それでは失礼いたします」と軽く頭を下げるだけでなく、相手が完全に視界から消えるまで深めのお辞儀をして見送ると、誠意が伝わります。

また、会話の終わり際には「またのご来社をお待ちしております」「今後ともよろしくお願いいたします」といった言葉を添えると、礼節ある印象に。
社内から見えにくい場所で見送りを終えるのではなく、できるだけ視界の開けた場所でお辞儀をすることで、最後まで礼儀正しい対応ができます。

こうした些細な行動の積み重ねが、ビジネスマナーとしての「質の差」を生み出します。

車までのお見送り

お客様の乗車を確認してから戻る

お客様が車に向かって歩き出したら、自分も数歩後ろをついていきます。
車に乗り込む前には、「お気をつけてお帰りくださいませ」と丁寧にお伝えし、ドアが閉まり、車が発進して見えなくなるまでその場に留まるのが基本です。
先に引き返すことは失礼とされるため注意しましょう。

車が見えなくなるまで軽く会釈を続けることで、相手に「最後まで気遣ってくれていた」という好印象を残すことができます。
こうした見送りの姿勢は、目には見えないけれど確実に信頼感につながります。

傘をさしかける気遣い

雨の日など天候が悪い場合は、傘をお客様にさしかけてあげるのが極めて好印象な行動です。
特に女性や年配のお客様に対しては、濡れないように細かく配慮することで、「気が利く会社だな」と思っていただける可能性が高くなります。

その場でビニール傘を差し出すだけでなく、自分がさしかけて駐車場まで同行するのがベスト。
傘を差し出す際には「お使いください」と一言添えるなど、自然で温かみのある声掛けが重要です。

また、傘だけでなく、車のドアが濡れないよう拭いたり、荷物を持って差し上げるといった細やかな気遣いも非常に評価されます。
これらの行動は形式的ではなく、相手の立場に立って行動できるかどうかが問われていると意識して臨みましょう。

社内会議の場合

上司や目上の方が先に退出

会議室を出る際の順番とマナー社内会議では、出席者全員が同じ会社のメンバーであるため、外部の目はありませんが、社内における上下関係や職場内の礼儀を表現する場でもあります。
そのため、会議が終了したら、まずは上司や年長者、役職者が先に退出するのを待つという基本姿勢が必要です。

たとえば、部長や課長など目上の社員が会議に参加していた場合、部下が先にドアに向かってしまうと「礼儀を知らない」「慌てている」といったネガティブな印象を与えることになりかねません。
逆に、自分が出口に近い席にいても、静かに待機して「お先にどうぞ」と身を引く姿勢を見せれば、上司からの評価にもつながるでしょう。

さらに、直属の上司でなくとも、他部署の管理職などが同席している場合は、役職順を意識した退出の順番を意図的に配慮することで、「礼儀正しい」「気が利く」という印象を与えることができます。

ドアを開けて待つ

自分が出口側の席に座っている場合には、ドアを開けて上司の退出をサポートするのが自然な動作です。
形式的なマナーに見えるかもしれませんが、こうした小さな所作は周囲にしっかりと見られており、社内での信頼関係や評価形成に大きく影響する行動となります。

ポイントは「自然さ」と「さりげなさ」です。
例えば、上司が席を立ったのを見てからタイミングよくドアを開ける。
誰かに指示される前に行動できると「先読みのできる人材」として評価されることが多くなります。

また、同じタイミングで複数人が出口に向かう場合には、「〇〇さん、お先にどうぞ」と声をかけて順番を譲るのも好印象です。
このように言葉と行動の両方で配慮を示すことで、職場の人間関係が円滑になり、自身のビジネススキル向上にもつながります。

最後に部屋の確認を行う

備品の確認

使用した資料、プロジェクター、ホワイトボード、マーカー、リモコンなどの備品が、元の位置に戻っているかを確認しましょう。
また、他の会議でも使われる共有備品であれば、汚れていたりインクが切れていたりしないかまで確認できると理想的です。

たとえば、会議中にホワイトボードを使った場合は、書き残しのないようにしっかりと消すのが基本です。
マジックが薄くなっていた場合には交換を申し出る、使い終わった書類やペットボトルが残っていないか確認するなど、次の人が気持ちよく使える環境を残すことがビジネスマナーの一環です。

消し忘れた電気のチェック

会議室を出る際の順番とマナー会議室には多くの場合、照明、エアコン、モニター、プロジェクターなどの電源機器が備え付けられています。
退出前には、すべての電気・電源機器がオフになっているかを確認することが大切です。
これを怠ると、エネルギーの無駄遣いになるだけでなく、設備の故障やトラブルにつながることもあります。

とくにプロジェクターや空調は「電源ボタンを1回押してもすぐには完全に切れない」ものもありますので、しばらく様子を見て完全停止を確認する習慣が必要です。
また、ブラインドや窓が開けっ放しになっていないかなど、環境管理の観点でも点検できると、社内での信頼が高まります。

このように「誰かがやるだろう」ではなく、「自分がやっておこう」という主体的な意識が、最終的には組織全体の質を高め、自身の評価にもつながるのです。

退出時のマナー

出る際のあいさつ

会議が終了し、退出する際には必ず一言あいさつを添えることがビジネスマナーの基本です。
どんなにスムーズに議事が進行しても、退出時の印象が悪ければ、その会議全体の印象が損なわれかねません。
特に以下のような場面では、それぞれ適した表現を心がけましょう。

  • 上司・社内関係者に対して:「お疲れさまでした」「失礼いたします」

  • お客様・来訪者に対して:「本日はありがとうございました」「今後ともよろしくお願いいたします」

  • 会議主催者に対して:「本日は貴重なお時間をいただき、ありがとうございました」

あいさつは形式的なものと思われがちですが、声のトーンや表情、姿勢にその人の人間性が現れます。
立ち上がると同時に軽く頭を下げたり、相手の目を見てお礼を伝えるなど、丁寧な所作が「礼儀のある人物」として好印象を与えます。

また、全体に向けたあいさつだけでなく、隣席の方や個別の会話をした人に軽く一礼するなど、一対一の小さな配慮も忘れないようにしましょう。

ドアの開け閉めの仕方

引き戸の場合

引き戸は構造上、勢いよく動かすと大きな音が鳴りやすく、他の会議室や作業スペースに響いてしまいます。
そのため、片手で軽く押さえながら、音を立てずにスーッと開け閉めする意識が大切です。

また、後続者がいる場合には、引き戸を手で押さえて次の人に譲る配慮も重要です。
自分が通ったあとにドアがバタンと閉まってしまうと、後ろの人に不快感を与えますし、「気遣いが足りない人」と思われてしまうリスクもあります。

開き戸の場合

開き戸は構造上、自動で閉まるタイプも多く、油断すると「バタン!」という大きな音を立てがちです。
退出時には、最後まで手を添えてゆっくり閉めることを徹底しましょう。

また、自分が出口を通るときに後ろに人がいる場合は、ドアを開いたまま軽く支えてあげると非常にスマートです。
こうした小さな行為でも、「周囲を見て行動できる人」として印象づけられます。

特にお客様が後ろにいる場合は、ドアを開けて案内する動作も重要なマナーとなります。
ドアの前に立って「こちらからどうぞ」と手で示しながら、さりげなく通路を確保する姿勢が好印象を与えるポイントです。

廊下での歩き方と会話

会議室から出たあとの振る舞いも、立派なビジネスマナーの一部です。
退出した瞬間から“ビジネスモードが終了”ではないということを常に意識しておくことが大切です。

特に以下の点に注意しましょう:

  • 廊下では静かに歩くこと:ヒールや革靴の音が響きやすいため、音に気を配り、ゆっくり丁寧に歩きましょう。

  • 談笑を避ける:会議が終わった直後でも、廊下での大声での私語や笑い声は控えましょう。
    周囲の社員や来訪者に「この会社は落ち着きがない」と思われる原因になります。

  • 会議の内容を話さない:廊下はオープンスペースであり、会議の機密事項が漏れる可能性があります。
    「つい話してしまった」が大きなトラブルに繋がるリスクを意識しましょう。

また、来客をエレベーターや玄関まで見送る場合には、歩幅を合わせて並走するような形で歩くと丁寧です。
相手が話している間は歩みを止める、エレベーター前で立ち位置を譲るなどの細やかな気配りも、プロフェッショナルな印象につながります。

名古屋駅周辺で会社説明会をお探しなら「貸し会議室KUWAYAMA」

会議室を出る際の順番とマナー貸し会議室KUWAYAMAは、JR名古屋駅・名鉄・近鉄・地下鉄など主要交通機関から徒歩圏内という非常に便利な場所に位置しています。
県外からのゲストをお迎えする際にも迷いにくく、スムーズな移動が可能なため、会社説明会やセミナーの会場として最適です。

また、「名古屋駅近くは料金が高いのでは?」とお考えの方にも安心していただけるように、明瞭でリーズナブルな料金体系が用意されています。
お得なキャンペーンを使うとさらにお値打ちに利用できる場合もございますので、ぜひ一度ご検討くださいませ。

まとめ

会議が終わったあとの行動――それは決して「雑務」ではなく、ビジネスマンとしての評価を大きく左右する瞬間です。
退出の順番、あいさつ、ドアの開け閉め、見送り方といった細かな所作にこそ、その人の人柄と会社の文化が表れます。

  • 上座の方を優先し、丁寧に退出を促す

  • お客様にはエレベーターや玄関、車までお見送りを

  • 社内では上司や目上の方を立て、最後に備品や電源の確認を行う

  • 退出時のあいさつや所作で、礼儀正しさを伝える

こうした一連のマナーを意識することで、ビジネスパーソンとしての信頼性が高まり、社内外の人間関係を円滑にする効果も期待できます。

特に会社説明会や商談など、大切な場面では退出の所作が「その会社の印象」そのものになることもあります。
「たかが退出、されど退出」――だからこそ、ぜひ本記事を参考にして“退出の所作まで美しい人”を目指してみてはいかがでしょうか。

会議室を出る際の順番とマナー

この記事をシェアする>>

  • Twitter
  • Facebook
  • LINE

この記事を書いた人

スタッフ

スタッフSTAFF

貸し会議室KUWAYAMAの受付スタッフです。 会議室の最新情報をいち早くお知らせいたします。 よろしくお願いします。

  • Twitter
  • Facebook
  • LINE

おすすめの会議室

  • 大会議室

[8A]

[8A]

収容人数 〜150
価格 15,950円/1時間

VIEW MORE

  • 中会議室

[408]レガート

[408]レガート

収容人数 〜50名(座席48名+講師2名)
価格 8,800円/1時間

VIEW MORE

  • 小会議室

[404]ラルゴ

[404]ラルゴ

収容人数 〜12名
価格 6,600円/1時間

VIEW MORE

  • 小会議室

[407]モデラート

[407]モデラート

収容人数 〜6名
価格 2,750円/1時間

VIEW MORE

貸し会議室一覧

関連記事

会議室入室のビジネスマナーと来客対応の基本

2025.06.30

会議室入室のビジネスマナーと来客対応の基本

会議室の利用ルール作成とスムーズな運用のコツ

2025.06.23

会議室の利用ルール作成とスムーズな運用のコツ

会社説明会の最適な開催時間と曜日は?就活生の参加しやすさを解説

2025.05.22

会社説明会の最適な開催時間と曜日は?就活生の参加しやすさを解説