目次
はじめに
桑山美術館は、初代館長である桑山清一が収集した絵画及び美術工芸品を
多くの方々に鑑賞していただくとともに、交流の場を提供し地域文化の向上に寄与することを願い、
昭和56年4月に開館しました。
近代の日本画と鎌倉時代から現代にいたるまでの茶道具を中心とする所蔵品は、
テーマによって年3回の展示替えによりご覧いただくことができます。
本日は、9月7日から開催される展覧会のご案内となります。
展覧会のご案内
今回のテーマ
所蔵茶道具展 茶道具にみる不易流行 ―桃山から令和―
開催期間
2023年 9月7日(木)-12月3日(日)
催事について
「不易流行」は、江戸時代の日本の俳人である松尾芭蕉(まつおばしょう)の俳句に由来する言葉です。
「春過ぎて 夏来にけらし 白妙の 衣ほすてふ 天の香具山(はるすぎて なつきにけらし しろたへの ころもほすてふ あまのかぐやま)」という俳句の一部です。
この俳句は、季節の移り変わりや自然の美しさを詠ったもので、ここから「不易流行」を読み取ると、季節は移り変わっても、美しい自然の景色や風景が変わらずに存在し、その美しさが長く続くことを表現しています。
茶道は日本の伝統的な文化であり、茶道具もその一部として大切にされてきました。
茶道具は、その美しさや使い勝手だけでなく、その背後にある歴史や精神を重んじる要素が含まれています。
茶道具は伝統的なデザインや技法を持ちつつも、時代の流れに合わせてアレンジや新しいアイデアが取り入れられることがあります。
これによって、古典的な美しさが現代に蘇り、新たな価値が生まれます。
不易流行の考え方は、茶道具を通じて日本の美意識や文化の継承を示しており、それが現代においても大切にされています。
展示品をご覧になり、様々な時代の茶道具からその作者の思いを馳せてみませんか。
桑山美術館
開館時間
午前10時~午後4時
休館日
月曜日[月曜が祝日の場合開館]
入館料
一般:500円(400円)
中・高・大学生:300円(200円)
※( )内は20名以上の団体料金
※障碍者手帳をお持ちの方、及び同伴者1名は無料
詳細は桑山美術館HPをご覧ください▷▷▷click❕❕
最後に
美術の世界は、色彩や形、表現方法など、無限の可能性が広がっており、その奥深さに心惹かれます。
ぜひ素晴らしい芸術の世界に足を踏み入れてみませんか?
美術館での見学は、単なる絵画や展示物を鑑賞するだけではなく、作品に込められたアーティストの思いや時代背景、技術の進化など、さまざまな視点から学ぶことができる貴重な機会です。
また、美術館の中に入ると、日常の喧騒から離れ、落ち着いた雰囲気の中で作品と向き合えるのが魅力的です。
展示されている作品も幅広く、古典的な名作から現代作品まで、さまざまなジャンルが網羅されています。
美しい風景や人物像、抽象的な表現まで、個々の作品には独自のストーリーや感情が込められており、その奥深さに驚かされることでしょう。
「芸術の秋」という表現がされるように、特に秋の季節は芸術や文化に関連するさまざまな出来事や活動が活発に行われることから生まれた言葉です。
秋にはその美しい景色や気候が、芸術や文化を楽しむのに適した環境を提供するとされています。
芸術の世界に浸りながら、楽しい時間を過ごしてみませんか。
みなさまのご来館を心よりお待ちいたしております。